スタノゾロールの筋肉増強の効果は?副作用は?使い方は?

アナボリックステロイドの種類

スタノゾロールは、「ウィンストロール」という薬品名でスターリング医薬品から販売されていたアナボリックステロイド(筋肉増強剤)です。

スタノゾロールは、アナボリックステロイドの中では、副作用が少ない部類に入ります。ドラッグテストによる検出が難しかったことから、数々のアスリートに愛用されてきました。ベン・ジョンソンが使用していたことでも有名ですね。

これだけ聞くと「副作用が少なく、アスリートが使うなら、効果も高いだろう。最高じゃないか」と感じるかもしれません。

実際には、スタノゾロールはどれだけ効果的なのでしょうか?科学的な研究をもとに、スタノゾロールの効果や副作用を徹底的に解説していきます。

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スタノゾロールの筋肉増強の効果は非常に弱い

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結論から最初に言えば、スタノゾロールをバルクアップの目的で使用するのは、オススメしません。なぜか?

スタノゾロールは筋肉増強の効果が弱いからです。特に、男性には効果がほとんど期待できない筋肉増強剤です。

マウスにスタノゾロールを投与した研究では「効果が認められなかった」

雄・雌のマウスにそれぞれスタノゾロールを投与し、スタノゾロールの筋肉への影響を調べた研究があります。※出展1

この研究では、「体重1kg/1mg」の量が使われています。これはボディビル目的で使う量の1.5倍ほどの量です。さて、結果はどうだったか?

雄のマウスでは、スタノゾロール投与群は、筋肉の増加、筋肉の合成反応、いずれも比較群のマウス(スタノゾロールを投与していないマウス)と比べて違いはありませんでした。

雌のマウスでは、比較群に比べて、スタノゾロール投与群は、明らかに筋肉量が増加し、筋肉の合成反応が向上していました。

一方で、薬剤を投与し、「強制的に筋肉が分解される」状態にしたマウスでは、スタノゾロールを投与すると、明らかに筋肉の分解が抑えられることも判明しました。(雄・雌双方)

この研究成果から、スタノゾロールは「男性が使用しても、効果を期待できない」「女性には効果が高い筋肉増強剤」「減量下で筋肉を維持する効果は高い」といえるでしょう。

実際、ボディビルの現場でも、スタノゾロールを増量目的で使う人はいません。主に、減量(カット)のために使われるアナボリックステロイドです。

FDA(アメリカの厚労省)から「効果が認められない」と販売を停止させられている

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筋肉増強剤は、タンパク質合成を促進することで、骨や筋肉をつくりだす作用があります。

だから、筋肉増強剤(オキシメトロンやナンドロン等)の多くは「骨粗しょう症」への治療薬としても認可されています。骨はタンパク質からつくられる(タンパク質の周りにカルシウムが付着して骨ができる)ので、タンパク質の合成を促進する筋肉増強剤が有効なのですね。

多くの筋肉増強剤が骨粗しょう症の治療薬として認可されていますが、スタノゾロールだけはFDA(アメリカの厚労省)から1984年に「骨粗しょう症への治療薬として効果が認められない」として販売権限を停止されています。

「骨粗しょう症への治療薬として効果が認められない」のは、スタノゾロールのタンパク質合成能力が低いことを示します。

タンパク質合成能力が低いとは、つまり、スタノゾロールの筋肉増強の効果も弱いことを示唆します。

マウスの研究や、FDAからも効果を否認されたことを鑑みると、スタノゾロールの筋肉増強の効果は低いといえるでしょう。

スタノゾロールの副作用

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ホルモン生成能力の低下

外部からホルモンが投与され、体内のホルモン濃度が高まると、身体は「なんだ、もう十分ホルモンがあるな。じゃあ、生成を減らそう」と判断し、ホルモンの生成を減少させてしまいます。

これは、ステロイドホルモンを外部から投与する以上、ほぼ確実に起こる副作用です。

スタノゾロールの場合、効果自体もマイルドなので、他のステロイドに比べれば、この作用は強くありません。しかし、低下するものは低下するので、クロミッドを使って早急にホルモンの生成能力を回復させなければなりません。

肝毒性

注射剤としてスタノゾロールを使用する場合、肝毒性の心配はいりません。

ただし、経口のスタノゾロールは、17αアルキレート加工(肝臓にろ過されず、体内に長くとどまる加工。肝臓に負荷をかける)がされているため、肝毒性には注意しなければなりません。

ダメージを受けた肝臓を回復させるため、肝臓保護の効果があるシリマリンを併用するのが一般的です。

女性化作用は弱い

スタノゾロールは、ジヒドロテストステロンと似た構造を持つステロイドホルモンです。ジヒドロテストステロンは、アロマターゼによってエストロゲンに還元されないので、女性化作用の心配はありません。

スタノゾロールの使用方法・サイクル

スタノゾロールは増量目的では使うべきではありません。リスクがあるだけで、効果があまり期待できないからです。

よって、ここでは減量目的の使用方法をご紹介します。

使用量は1日50mgを摂取します。経口剤で摂取する場合、肝臓に負担をかけるので、8週間、最大でも12週間までの利用にとどめてください。

スタノゾロールが向いている人、向いていない人

The simple Diet for Athletes

筋肉をつけたい男性にはオススメしない

マウスに投与した研究を見る限り、男性には、あまり効果がないステロイドといえるでしょう。実際、海外のステロイドユーザーでも、スタノゾロールを筋肉増強目的で使う人は、ほとんどいません。

単純に筋肉を増やしたいなら、アナポロンダイアナボルの方がオススメです。

女性には効果的なステロイド

一方で、女性には効果的なステロイドといえます。確かに、実際のボディービルの現場でも、スタノゾロールは、女性ビルダーが利用するステロイドとして人気です。

筋肉をつけたい女性にはオススメです。

減量中の筋分解を防ぎたい人にはオススメ

また、筋肉の分解を防ぐ効果は高いです。ボディービルの現場では、スタノゾロールは「カットを出す(減量)」目的に使用されます。それは、ハードに減量をしても、スタノゾロールを摂取していれば、筋肉の分解を防げるからでしょう。

「減量中に筋肉を減らしたくない」「減量しつつ、筋肉もつけていきたい」人には、スタノゾロールはオススメです。減量目的では、非常に優秀なステロイドといえるでしょう。

スタノゾロールを買うにはどうすればいいのか?

残念ながら、スタノゾロールは現在、製造が終了しています。同じ成分のアナボリックステロイドは数多く販売されていますが、医薬品の製造免許を持たない業者による粗悪な製品も多いです。これらの製品はどのような製法でつくられているかもわからず、使用にはリスクが伴います。

安全にスタノゾロールの効果を得たい方には、同じ有効成分を含む、WEST-COAST社の『ウィンゾロン』をオススメします。

「WEST-COAST社」は、国際的な医薬品の品質管理基準(WHO-GMP)を取得している医薬品メーカーです。安全にスタノゾロールの効果を得たい方は、「WEST-COAST社」のウィンゾロンを使うのが方が安心です。

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