女性化乳房を防ぐ!アリミデックスの抗エストロゲン効果

アナボリックステロイドのケア剤

アリミデックスは、進行性の乳がんを治療する目的で開発された薬です。アナボリックステロイド中の女性化作用を防ぐ目的でも、多くのステロイドユーザーに利用されています。

この女性化作用を防ぐために非常に効果的な薬が、このアリミデックスです。この記事では、アリミデックスの効果について詳しく解説していきます。

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アリミデックスはどんな薬なのか?

アナボリックステロイド利用中に女性化作用が起きる仕組み

まず、「なぜアナボリックステロイドのサイクル中に、女性化作用が起きるのか?」を解説していきます。

アナボリックステロイドサイクル中は、テストステロン(男性ホルモン)の濃度が通常時の数十倍に高まります。しかし、そのテストステロンの一部がアロマターゼという酵素によってエストロゲン(女性ホルモン)に変換され、エストロゲンの濃度まで高まってしまうのです。

大量のエストロゲンが乳首にあるレセプターと結びつき、女性化作用を引き起こしてしまうのです。これがアナボリックステロイドのサイクル中に女性化作用が起きる仕組みです。

アリミデックスの作用

テストステロンがアロマターゼという酵素によって、エストロゲンに変換され、エストロゲンの濃度まで上がってしまう。これがアナボリックステロイドの副作用として、女性化作用が現れる理由です。

アリミデックスは、この「アロマターゼ」という酵素の働きそのものを無効化する力を持っています。

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アリミデックスは、テストステロンがエストロゲンに変換されることを無効化してしまうので、ステロイドサイクル中にエストロゲン濃度が高まる心配は無くなります。

男性の体内のエストロゲンは、ほとんどがテストステロンがアロマターゼによってエストロゲンに変換されたものです。アリミデックスによって、アロマターゼの働きを阻害すれば、体内のエストロゲンはほとんど無くなり、女性化作用は起こらなくなります。

アリミデックスの副作用

アリミデックスは副作用として、めまい、胸の不快感、頭痛などが報告されています。ただ、これは女性のケースです。

ちなみに、男性では目立った副作用は報告されていません。これは、男性の場合、元々、体内の女性ホルモンは微量なので、減らしてもあまり影響がないからでしょう。(出展

アリミデックスはどんなステロイドサイクル中に使うのか?

アリミデックスは、アロマターゼ酵素の働きを無効化し、テストステロンがエストロゲンに変換されるのを防ぐことができます。どれだけ大量のテストステロンがあってもエストロゲンに変換されなければ、女性化作用はおきません。

複数の薬剤(例:テストステロンエナンセート500mg/week+デカデュラボリン200mg/week)を使い、大量のテストステロンを投与するサイクルでは、アリミデックスは欠かせません。

サイクル中に使用する場合は、ピルカッターを使い、毎日0.5mgを摂取します。これにより、女性化作用を防ぐことができます。

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通常のサイクルでは使う必要はない

ただ、アリミデックスは通常のサイクルでは使う必要はありません。たとえば、ダイアナボルのみ、アナポロンのみ、テストステロンエナンセートのみ、デカデュラボリンのみ、のサイクルでは不要です。

女性化乳首はレアな副作用

女性化作用は、大量のステロイドを使用した場合に起きる副作用であり、ひとつのアナボリックステロイドを使うだけでは、なかなかおきません。

たとえば、この研究では54人の健康な男性に、20週間ステロイドを投与していますが、報告されている副作用は、かゆみや頭痛、注射した箇所が腫れたなどが主なもので、誰一人として女性化乳首を発症していません。実験対象者の中には、週600mgと、ボディービルダーのステロイドサイクルと遜色ない量を投与されたグループもありますが、女性化作用を発症していません。

エストゲンもできるだけカットしたくない

なぜテストステロンがアロマターゼによってエストロゲンに変換されるのか?それは、「必要だから」です。男性にとってもエストロゲンは必要なホルモンなので、健康のためには、無闇やたらにカットするべきではありません。

通常のサイクルでは、女性化作用はあまり起きにくいので、アリミデックスを買う必要はありません。(値段も高いですし)ただし、女性化乳首がおきてしまった時のために、同じく抗エストロゲン剤であるノルバデックスを用意しておきましょう。