アナボリックステロイドの副作用「ハゲ」を防止する方法

アナボリックステロイドの副作用

アナボリックステロイドのサイクル中に、「抜け毛が増える」等の男性型脱毛症の症状があらわれることがあります。

いくら筋肉があっても、ハゲ散らかしていては、カッコ悪いですよね。男性は、なんとしてでも避けたい副作用です。

そこで、この記事では、なぜアナボリックステロイドを使うと、ハゲが進んでしまうのでしょうか?そのメカニズムと、対策法を徹底的に解説いたします。

なぜアナボリックステロイドがハゲを進めてしまうのか?

さて、なぜアナボリックステロイドの服用中に、抜け毛が増えてしまうのでしょうか?それは、アナボリックステロイドのサイクル中に増える「DHT(ジヒドロテストステロン)」というホルモンのしわざです。

DHT(ジヒドロテストステロン)とは何か?

DHT(ジヒドロテストステロン)は二次性徴をつかさどるホルモンです。体毛を生やしたり、声帯を変化させ声変わりをさせたり、陰茎の成長にかかわっています。

ただ、成年後には、DHT(ジヒドロテストステロン)は、「男性型脱毛症の促進」「ニキビ」「前立腺肥大」などの原因になることがわかっています。

このDHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって還元されることで生成されます。テストステロンの一部(10%ほど)がDHTに還元されるわけです。

アナボリックステロイド服用中に、抜け毛が増えるメカニズム

ステロイドサイクル中は、大量のテストステロンが体内にあふれ、大量のテストステロンの一部が還元され、大量のDHTも体内にあふれることになります。

この大量のDHTが、図のように毛根に働きかけ、発毛を抑制してしまうのです。人間の髪の毛は、抜けて生えてを繰り返していますが、「生えて」のサイクルが止まることで、髪の毛がどんどん薄くなってしまうのです。

遺伝的に禿げる資質を持っている人は、ハゲが進んでしまう

とはいっても、この「薄毛」の副作用は、全ての人に現れるわけではありません。頭皮のDHTレセプターが少ない人は、DHTが増えても、DHTの影響をあまり受けないかららです。

しかし、日本人の4人に1人は、頭皮がDHTの影響を受けやすい(ハゲやすい)タイプだとわかっています。このタイプに該当する人は、アナボリックステロイドが抜け毛を促進してしまう恐れがあります。

既に抜け毛に悩んでいる人はもちろん、20代で生え際が気になるような人は、かなり注意しなければなりません。

ハゲは止めることができる

では、どうすれば、DHTによる男性型脱毛症を止められるのでしょうか?方法は簡単です。プロペシア(成分名:フィナステリド)という薬剤を使えば良いのです。

プロペシア(成分名:フィナステリド)はどんな薬?

プロペシア(成分名:フィナステリド)は、どんな作用を持つ薬なのでしょうか?

プロペシアは、5αリダクターゼ還元酵素の働きを阻害し、DHTの生成を防ぐ薬です。テストステロンが5αリダクターゼによって還元され、DHTが生まれると既に述べましたね。プロペシアは、5αリダクターゼの働きを阻害し、テストステロン→DHTのサイクルを止めます。

上の図は非常にわかりやすく、プロペシアの効果がまとまっています。DHTの生産が減れば、抜け毛の心配はなくなります。

ステロイドによって、テストステロンの値が高まっても、5αリダクターゼ還元酵素の役割を阻害していれば、DHTが体内で増えるのを防げるのです。

抜け毛が心配な人は、ステロイドサイクル中に、プロペシアを摂取することをオススメします。

プロペシアのご購入はこちら

ジヒドロテストステロンを止めても、筋トレに影響はない

さて、DHTも男性ホルモンの一つなので「カットしても平気なの?筋トレに影響はないの?」と疑問を感じるかもしれません。

そこで、次の実験をご紹介します。※出展1 この実験では、18歳から50歳の男性にテストステロンを注射し、デュタステライド(プロペシアの強力ver)摂取群と対象群に分けて20週間後の除脂肪体重の増加を計測しました。

結果はこちら。

  • 1.テストステロンを毎週50mg注射した群は0.6kgの増加
  • 2.テストステロンを毎週125mg注射した群は2.6kgの増加
  • 3.テストステロンを毎週300mg注射した群は5.8kgの増加
  • 4.テストステロンを毎週600mg注射した群は8.1kgの増加

このような結果になりました。なお、デュタステライド(プロペシアの強力ver)を使ったグループと、使っていないグループでは筋肥大の差はありませんでした。この結果からわかるように、DHTをカットしても、筋トレに影響はありません。

10%の確率で性欲減退が起こる

なお、プロペシアの代表的な副作用としては「性欲減退」が報告されています。5%〜10%の実験参加者に性欲減退が報告されています。ただ、アナボリックステロイド服用中は、どちらかというと「性欲の亢進」が問題になるので、この副作用はあまり心配しなくて良いでしょう。

その他の副作用は、報告数が少なく、偽薬群と比較しても有意なレベルではありません。

プロペシアのご購入はこちら

なお、プロペシアは価格が安いジェネリックも販売されています。3分の1程度の価格で買えますし、成分の保証もされているので、節約したい方はこちらがオススメです。

プロペシアジェネリックのご購入はこちら