「アナボリックステロイドを使用すると、陰茎(ペニス)が肥大する」という噂があります。アナボリックステロイドは、男性ホルモンを体外から大量に投与するので、身体が男性化をし、性器が大きくなるというイメージがあるのでしょう。
男性なら、「筋肉もついて、陰茎(ペニス)も大きくなるなんて最高じゃないか」と思いますよね。
さて、実際にはどうなのでしょうか?アナボリックステロイドを使うと、そんな「嬉しい副作用」が起きるのでしょうか?様々な研究を引用しながら、解説していきたいと思います。
アナボリックステロイドを使用すると陰茎が肥大する可能性が高い
結論から先に言えば、アナボリックステロイドを使うと、陰茎が大きくなる可能性は高いです。
テストステロンによって、陰茎の長さが60%伸び、太さが52%増大した
アナボリックステロイドで使われるテストステロンよりもマイルドな、テストジェル(10%)を使用したところ、陰茎の長さが平均で60%、太さが52%上昇したという研究もあるほどです。(出展)
もちろん、上記の研究は幼児を対象にした研究なので、成人にこれほどの効果があるかはわかりませんが、「間違いなく+」の効果があるといえるでしょう
マイクロペニスへの代表的な処方薬
実際、代表的なアナボリックステロイドである、テストステロン・エナンセートは、マイクロペニスの患者に対する代表的な処方薬でもあります。幼児の時に、ペニスが異常に小さいこどもにテストステロン・エナンセートを注射することで、平均サイズまで大きくすることができるからです。
実際に、テストステロンは小児科外来で使用されているほどです。(出展)
これらのことから、少なくともテストステロン・エナンセートは、陰茎を大きくする作用があるといえるでしょう。
ただし、上にあげた例はあくまで「幼児」を対象にした研究なので、成人の場合、ここまで圧倒的な効果があるかどうかは不明です。
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実際に使用したステロイドユーザーはどう言っているのか?
海外では、日本よりもステロイドユーザーが多いため、彼らの体験談を読むことができます。彼らの体験談を統合すると「あまり効果を感じられなかった」「長さは変わらなかったが少し太くなった」というものが多いです。
陰茎の長さは、海綿体の中のコラーゲンも関わっているものなので、成人になってからはあまり大きくならないのかもしれません。ただ、テストステロンが増えることで、海綿体の中の細胞が増え、血液を取り込む量が増加し、太さが出るのかもしれません。
少なくとも、アナボリックステロイドの使用によって陰茎が小さくなることはありません。あるとしても、プラスの影響でしょう。
テストステロン系以外のステロイドはどうなの?
ここまで述べたように、テストステロン系のステロイドは、陰茎にプラスの影響を与える可能性が高いです。では、オキシメトロンのようなテストステロンとは違うタイプのアナボリックステロイドはどうなのでしょうか?
実際に、私はアナポロン(主成分:オキシメトロン)を8週間使用していますが、良くも悪くも何の影響もありませんでした。小さくもなっていませんが、大きくもなっていません。増大にプラスの影響を期待できるのは、テストステロン系のステロイドだけのようです。