シルベスタ・スタローンの使っているステロイド・サイクルは?

アナボリックステロイドの使用方法

60代にして現役のアクション・スター、シルベスタ・スタローンは、歳を感じさせない素晴らしい身体をしています。隆起した上腕二頭筋、たくましい前腕、厚い胸板…どれも60歳の人間のそれとは思えないほどです。

しかし、そんな素晴らしい身体は、「ナチュラル」で生み出されたものではありません。スタローンは、ステロイド・ユーザーです。というのも、2007年にオーストラリアの空港で、HGH(ヒト成長ホルモン)を持ち込んだことで、罰則を受けているからです。

HGH単独で使うユーザーはほとんどいないので、他のステロイドも併用していることは間違いありません。

この記事では、海外のステロイド・ユーザーの議論をもとに、シルベスタ・スタローンが使っているステロイドを考察していきます。

シルベスタ・スタローンが使っているステロイドとは?

HGH(ヒト成長ホルモン)

HGH(ヒト成長ホルモン)は、その名の通り「成長ホルモン」です。筋肉の回復、発達を促進し、筋肉の成長を加速させます。成長ホルモンは、若い時ほど分泌が盛んですが、加齢にともなって分泌量が低下していきます。

十分な成長ホルモンがなければ、満足のいく筋肉の発達は臨めません。そこで、外部からHGHを補充し、体内の成長ホルモンレベルを高く保つわけです。

HGHには、アンチエイジング効果もあるので、若々しい身体を保ちたいスタローンのようなアクション・スターにとっては、うってつけのステロイドといえるでしょう。

実際にオーストラリアの空港でHGHを持ち込んで逮捕されていることから、確実に使っているステロイドといえます。

テストステロン・エナンセート

スタローンは高齢ですから、ダイアナボルやアナドロールのような身体に負担をかける経口ステロイドは避けるはずです。身体に負担をかけて病気になってしまっては、元も子もないからです。また、スタローンレベルの身体をつくるだけなら、経口剤のスタックは不要でしょう。

ただ、筋肉をつけるにはテストステロンは欠かせない。だから、おそらく内蔵に負担をかけないテストステロン・エナンセートやサスタノンのような注射型のテストステロンを取り入れているはずです。

量としては、高齢でテストステロン分泌も低下しているでしょうから、最低でも週500mgは必要です。

ダイアナボル(ランボー・ロッキー時)

現役時は、上記に加えて、ダイアナボルも使っていたはずです。当時、ダイアナボルは、ボディビルをする人間なら使っていない人はいないほどポピュラーなステロイドだったからです。

スタローンにボディビルの指導をしていた、シュワルツネッガーやコロンゾもダイアナボルを使用していましたから、その指導を受けたスタローンも、おそらく使っていたはずです。

ダイアナボルは、体内ですぐに吸収される性質があり、2〜3時間程度でステロイドの血中濃度を高めることができます。あらゆるステロイドの中でも、最も即効性のあるステロイドです。

上であげた注射型のステロイドは、体内濃度がMAXになるまで3〜4週間かかるので、それまでの「ブリッジ」として、ダイアナボルを使うのが一般的です。